ソニーケミカル&インフォメーションデバイスでは、環境マネジメントシステムを基に環境専門部会を組織し、省エネルギー対策、水使用量の削減、廃棄物削減、化学物質管理について、継続的な改善を進めています。




製造工程上、少なからず温室効果ガスを排出して事業活動を行っているソニーケミカル&インフォメーションデバイスは燃料使用量を抑制する設備の導入や排熱の再利用や新たなクリーンエネルギー(風力、水力、太陽発電など)や電力取引を導入するなどグループ全体で積極的にCO2排出量の削減に取り組んでいます。
- 磁気テープ製造プロセスの一部にライン稼動状況に合わせ、乾燥機を停止させるプロセスの導入により、CO2排出量削減(多賀城事業所)
- ボイラーや脱臭装置などの使用燃料を重油→LNGへの転換とターボ冷凍機導入によるCO2排出量削減 (鹿沼事業所)
- 灯油→LNGへの燃料転換によるCO2排出量削減(根上事業所)
- 水銀灯設備の省エネ器具導入による節電、コンプレッサー無負荷運転時間の改善、変圧器高効率化など設備改善による節電実施(登米事業所)
- クールビズ/ウォームビズの推進、自動販売機の蛍光灯取り外しなど職場での省エネ活動を強化(全事業所)
- 空調制御システムの導入(根上事業所)
- 省エネ型フロンに切り替え(ソニーケミカル蘇州)
- 設備・装置のオペレーション活動(全事業所)
- 気づきからはじめる省エネ活動「エコ・アタック30」(国内事業所) [NEW]
- ユーティリティを包括した削減活動「U減実行 Project」(全事業所) [NEW]
- 事業所全体が一体となった「ONE PIECE Project」(登米事業所) [NEW]

地下水の汲み上げによる地盤沈下や工場排水による河川への環境負荷に考慮し、積極的に 節水やリサイクルを実施しています。2010年度は92万トンの水を使用し、そのうち32%をリサイクルしています。
- 水の薬品処理によって、貫流ボイラーの給水水質を改善し、工場排水量を削減(多賀城事業所)
- 排水リサイクル設備の導入と運用による再利用(根上事業所)
- 洗浄工程を化学物質洗浄から純水洗浄に移行。さらにプロセス改善による節水(登米事業所)
- 工業用水の1次純水原水化を実施(登米事業所)
- 排水リサイクルシステムの導入により、約50%のリサイクル(ソニーケミカル蘇州)
- 排水リサイクル設備の適正運用による地下水使用量削減(根上事業所)
- 純水製造装置の見直し(登米事業所) [NEW]
- 排水リサイクルシステムの活用(ソニーケミカル蘇州) [NEW]
- こまめな使用量管理によるトラブル早期対応(登米事業所) [NEW]

各事業所から排出される廃棄物のリユース、リサイクルを推し進め、廃棄物の再資源化を 図っています。特に国内事業所では再資源化率99%以上を達成し、「廃棄物ゼロミッション」を達成しています。また、廃棄物の総発生量を減らすために工程の改善を行うリデュースにも力を入れています。
リユース
- 廃溶剤からの溶剤回収再利用
- 梱包材の再利用
- 有価金属の回収再利用
- リターナブルコンテナの導入による梱包材の削減(多賀城事業所)
- 粗化廃液の減容化(根上事業所)
- 梱包材の通い箱導入(登米事業所・ソニーケミカル蘇州) [NEW]
リサイクル
- 無機汚泥、廃プラスティック、焼却灰、廃酸、廃アルカリの肥料、セメント材料への資源化
- 廃金属の溶解回収
- スラッジのリサイクル化
- プラスティック、廃油の燃料化
- リサイクル可能なブルーレイディスク用カバーレンジ開発と工程内再利用(多賀城事業所)
- アルミ原材料のソニーグループ内循環リサイクルルート確立(根上事業所)
- 銅箔、アルミ箔のリサイクル(多賀城事業所)
- 廃プラスチックのリサイクル(根上事業所)
- ダンボールのリサイクル(全事業所) [NEW]
リデュース
- 工程改善による廃棄物削減
- 排水処理汚泥の減量化
- 溶剤廃液削減の取り組み(多賀城事業所)
- ソニー仙台テックと共同で、産業廃棄物以外の「紙くず」や「生活系ごみ」などの一般廃棄物の削減を目的としたごみ減量の全社員参加型のプロジェクトを実施(多賀城事業所)
- 530(ごみゼロ)キャンペーンを実施(登米事業所)
- 脱水汚泥の削減(ソニーケミカル蘇州)
- 塗布型テープ製造工程での廃棄物削減(多賀城事業所)
- MFCA(Material Flow Cost Accounting)の導入(多賀城事業所・鹿沼事業所・根上事業所) [NEW]
- ポリカーボネートのリサイクル(多賀城事業所・登米事業所) [NEW]

ソニーグループではGM2010の使用禁止あるいは削減対象の化学物質や法律で規制されている化学物質に対する対策および管理に継続的に取り組んでいます。
- 有機溶剤排気ガス除害処理システムの第3工場への新規導入(鹿沼事業所)
- VOC対象物質の工程改善による削減および代替物質の検討(登米事業所)
- PRTR法(化学物質排出移動量届出制度)の対応(全社で推進)
- NOx, SOxの削減(多賀城、鹿沼、根上事業所)
- 薬液漏洩を防ぐための管理方法見直し(鹿沼事業所)
- 有機溶剤(NMP)回収率の改善による化学物質削減活動(多賀城事業所)
- 溶剤にじみゼロ活動(多賀城事業所) [NEW]
- VOC対象物質使用事のプロテクト確認(登米事業所) [NEW]
<PRTR法の対応>
※PRTR:化学物質排出移動量届出制度(Pollutant Release and Transfer Register)
ソニーケミカル&インフォメーションデバイスグループでは、PRTR法に基づいて「化学物質管理システム(国内)」によって毎月の排出量・移動量を定量的に把握し、2010年度の実績として各県に報告しています。
各事業所の排出・移動量:0.1トン以上の物質は以下のとおりです。
(単位:トン)
| 事業所 | 化学物質名 | 排出・移動量 |
|---|---|---|
| 鹿沼事業所 | アクリル酸およびその水溶性塩 | 5.81 |
| アクリル酸2-ヒドロキシエチル | 0.04 | |
| アクリル酸ノルマル-ブチル | 5.62 | |
| アンチモンおよびその化合物 | 0.32 | |
| エチルベンゼン | 0.78 | |
| キシレン | 0.36 | |
| 酢酸ビニル | 0.17 | |
| デカブロモジフェニルエーテル | 1.20 | |
| トルエン | 35.40 | |
| ニアクリル酸ヘキサメチレン | 0.79 | |
| ニッケル | 0.04 | |
| ノルマル-ヘキサン | 7.79 | |
| 根上事業所 | 塩化第二鉄 | 0.00 |
| 銅水溶性塩(錯塩を除く。) | 2.50 | |
| ホルムアルデヒド | 4.54 | |
| 登米事業所 (豊里サイト) |
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(液状) | 0.04 |
| 登米事業所 (なかだサイト) |
マンガンおよびその化合物 | 0.90 |
※多賀事業所は2011.3.11の東日本大震災の被災により、集計できず未掲載。





